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2021/11/07 15:04

「磯焼け」(いそやけ)の原因 について学ぼう

1「磯焼け」(いそやけ)の原因

「磯焼け」(いそやけ)の海で海藻(かいそう)が育ちにくい原因には,海のにごりや汚れ,台風などによる海のかく乱,雨水の流入の増加など,昔からある自然環境の影響もありますが,どうやら沿岸域(えんがんいき)の海水温が年々少しずつ上昇し,大きな影響を与えていることが分かってきました。宮城県が令和2年8月に策定した「宮城県藻場(もば)ビジョン」によると,親潮(おやしお)の影響が弱くなった平成26年以降に藻場(もば)面積が減少し,勢力の強い黒潮(くろしお)にはばまれて親潮(おやしお)が届かなかった平成30年はこれまでで最大のダメージを受けていたことが分かっています。親潮(おやしお)によって育まれるコンブやアラメなどの「海中林」(かいちゅうりん)は,親潮(おやしお)が弱く沿岸に届かなかったために成長に欠かせない栄養塩が不足し,さらに,海水温の上昇で活性化したウニの食害(しょくがい)が進んだと言われています。ウニなどが増えすぎると海藻(かいそう)を食べる量が多くなり藻場(もば)の回復をさらに難しくさせているのです。

2藻場(もば)の再生

気仙沼大島の南西部では,平成23311日に発生した東日本大震災による地盤沈下(じばんちんか)によって潮(しお)の流れが変化し,これまで砂混じりの小石だった海底から砂が流されてしまいました。小石だけになったためウニが動きやすくなって増加し,食害(しょくがい)によって海藻(かいそう)も無くなってしまったそうです。そこで,研究者と漁業者の皆さんが藻場(もば)の再生に取り組むことにしました。流れをおさえ砂がたまりやすくするなどの効果を期待してブロックを投入し,増えすぎたウニを取り除き,海藻(かいそう)が増えやすいようにしています。宮城県では,令和元年の藻場(もば)の面積を10年後に2倍に増やすことを目標に,大島を始めモデル海域(かいいき)での実験と検証を進めています。

このようなに藻場(もば)の再生の取り組みが始まっていますが,海の恵みをいただいている私たち自身も,海の中で起きている変化にもっと関心をもっていかなければなりません。豊かな海を守り,海水温(かいすいおん)の上昇(じょうしょう)をおさえるような生活の仕方を工夫し,三陸の海の恵みをこれからも味わっていきたいですね。

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