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2021/11/07 15:05

 アマモ場について学ぼう

1 陸上から海に戻った「海草」(うみくさ)

陸上の植物の多くは緑色をしていますが,海藻(かいそう)の中の緑色をした「緑藻」(りょくそう)の仲間が陸上に進出したからと考えられています。海から陸に上がった植物の中には,もう一度海に戻った仲間がいます。それがアマモです。他の海藻(かいそう)がすみにくい砂やどろの中に地下茎(ちかけい)を伸ばし,根を張って体を固定し,「アマモ場」と呼ばれる群落(ぐんせい)をつくります。波のうねりや潮の流れを弱めて,魚やイカなどの産卵場所となり小さな生き物のかくれ場所となるので「海のゆりかご」と言われています。アマモの仲間は,陸上の植物と同じように花を咲かせ種をつくります。他の海藻(かいそう)の仲間の生活や子孫の増やし方と大きく違うので「海草」(うみくさ)という呼び方で区別されています。

2藻場(もば)の重要性

岩場に波が打ちよせる気仙沼の磯には,コンブやアラメなどの藻場(もば)が広がっています。ウミタナゴやアイナメの姿が見え隠れし,海藻(かいそう)をえさにするアワビやウニも見られます。食用となる海藻(かいそう)だけでなく,そこにすむ魚介類(ぎょかいるい)などの海産物を生み出す重要な場所となっています。また,海水中にとけこんでいる二酸化炭素を吸収して光合成をし,窒素(ちっそ)やリンを適度に吸収して海水を浄化(じょうか)するなどの働きもしています。かれ葉は微生物(びせいぶつ)に分解されプランクトンの栄養になるなど,陸上の森林と同じように多くの生き物を育んでいることから,大型の海藻(かいそう)の藻場(もば)は「海中林」(かいちゅうりん)と呼ばれています。この海中林(かいちゅうりん)は、栄養豊富な寒流(かんりゅう)や,深い海の「深層水」(しんそうすい)がわき出る海域(かいいき)でできやすいのだそうです。

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