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2023/05/20 17:57
■ 北限の海苔
親潮(寒流)と黒潮(暖流)がぶつかる宮城県三陸沖は、海の栄養が豊かなことから、たくさんの魚が集まる世界三大漁場の一つに数えられています。その恩恵を受けている松島湾周辺の海は、国内のり養殖の産地では、最北の位置にあります。その親潮の恵みをいっぱい受けて育った宮城県産の海苔は「みちのく寒流のり」と呼ばれています。
■ 皇室献上のり
毎年1月 塩釜市の塩釜神社にて奉納された県産乾のりの品評会が行われています。宮城県漁協10支所から出品された100点近くを漁協や県、沿岸市町の職員ら約20人が審査し、100枚ずつ束ねられた乾のりの色つや等を見極め、優賞と準優賞の海苔を選びます。優賞と準優賞に選ばれた海苔は、皇室に献上されます。
■ 寒流のりの特徴
磯の香りが豊かで、歯切れが良く、おにぎり等のご飯のお供にピッタリです。低カロリーなのに、たんぱく質や食物繊維、ミネラルが豊富で栄養満点!特にビタミンB群が豊富に含まれているので、ご飯のでんぷんを消化吸収しやすくしてくれます。ですから海苔で包んだおにぎりの方が消化吸収がよくなります。
■ 海苔の栄養価
海苔は海藻類の中でももっとも栄養価が高いと言われていますが、なかでもお腹の赤ちゃんの発育を助ける葉酸が豊富に含まれています。そのまま直ぐに食べられる海苔なら手軽に葉酸がとれるので、妊婦のお母さんにおススメです。葉酸は、水溶性のビタミンで、ビタミンB群に属し、血を造る働きをすることから「造血のビタミン」と言われています。海苔の約3分の1は、食物繊維。海苔の食物繊維は水溶性タイプのため、宿便を退治しお腹をきれいに掃除してくれる整腸作用があります。
■ 海苔の豆知識
海苔は全型板のり10枚が1単位で、10枚束ねたものを「1帖(ちょう)」という単位で表されます。各産地で収穫された海苔は、全国共通で一箱に360帖(3,600枚)入っており、この状態を乾のりと呼ばれています。この半分にたたんである乾海苔を開いて伸ばし、さらに乾燥工程を加えます。それを香り良く焼いたものが市場で販売される焼のりとなります。
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